ゲームでも普通にクリアするだけじゃなく色んなやり方でクリアを目指すプレイヤーはいますよね。
例えば最速クリアや縛りプレイ等々。
一風変わった手法でのクリアは見てて楽しいものがあります。
最速クリアを目指す「RTA」ではプレイヤーがどんどん増えていきます。
今回は「RTA」とはなんなのか?最速クリアを目指すコツやイベント情報も含め紹介します。
RTAとは?
RTAとは、リアルタイムアタック(Real Time Attack)の略で最速クリアを目指すプレイスタイルの一種です。
ゲームで言うアーケードモード、1人用モード、ストーリーモードなど、1人で遊ぶモードでタイムを計測していきます。
タイマー計測ソフトやストップウォッチを使ってモードが始まったらタイマーをスタートさせ、クリアした瞬間にタイマーをストップさせます。
スピーディーな展開になるのでプレイする側も見る側も楽しめます。
RTAの特徴
・プレイ時間の長さ
・自由度
・プレイヤーの多さ
プレイ時間の長さ
対戦ゲームとかですと数分で終わってしまいますがRTAに関しては数十分~数時間かかるゲーム作品が多いです。
疲れるように感じるかもしれませんがオンラインで協力プレイしたり対戦で熱中すると何時間も遊んだりする事があります。
それと同じような感覚です。失敗してもめげずに何度もやってるとできなかったことができるようになってそれが楽しくなります。
自由度
最速クリア目指す為にあらゆるポイントを探索する点から自由度は高いと思います。
普通にクリアした時に使わなかった事がRTAでは使ったりと思わぬ発見をする事があります。
ただプレイするだけじゃなく探したり学んだりする楽しさがあります。
プレイヤーの多さ
プレイヤーは日に日に増え続けていきます。
世界中で走者が増えており、RTA関連のイベントも増えています。
世界記録を目指して多くのプレイヤー競い合い、研究していく姿は勇ましいものがあるでしょう。
RTAを始める為に必要な物
RTAではクリアタイムを証拠が必要です。
その証拠として使えるのはRTAを動画として残しておくことです。
タイマーとクリアしてる動画があれば記録として認められます。
PCがあればキャプチャーボードを使用してPCにゲーム画面を出力できるのでRTA動画を綺麗な画質で保存する事ができます。
とは言ってもPCを持ってない人もいると思いますので、PCがある場合と無い場合で必要な物をお話ししていきます。
また、RTAプレイヤーの多くは「speedrun.com」に記録を残していますので「speedrun.com」の登録はやっておきましょう。
PCが無い場合
必要な物
・スマートフォン
・スマートフォン用の三脚
PCが無い場合はスマートフォンでゲーム画面を撮影するやり方になります。
さすがにスマートフォンを片手にゲームするのは難しいと思いますので撮影用に三脚を用意しましょう。
三脚と言うとデカくて収納スペースを取るイメージがありますが伸縮でコンパクトに収納できる製品がありますし、ゴリラポットの様なコンパクトでどこにでも取り付けられる便利な物もあります。
録画したらタイマー画面を後付けで編集すればよいでしょう。
PCがある場合
必要ソフト | 用途 |
録画 | OBS studio |
タイマー | LiveSplit |
モニター出力(PCゲーム以外) | キャプチャーボード |
キャプチャーボードがあればゲーム画面をPCモニターに出力できますのでPCで録画とタイマーソフトを使ってあげれば綺麗なゲーム画面を録画する事ができます。
参考にPCで録画したYoutube動画を乗せました。
まんまテレビ画面の画質で録画出来てるのが分かります。
キャプチャーボードではプレイするゲーム機によって安いのもあれば高いのもあります。
また出力遅延についてもプレイングに影響しますので遅延の少ないキャプチャーボードを選ぶと良いでしょう。
どのゲームがおすすめ?
強いて言えば自分の好きなゲームから始めるのがおすすめです。
RTA動画に関してはゲームが最近のだろうが古いのだろうがメジャーマイナー問わず長くプレイし続け最速タイムを伸ばし続けることが重要です。
もし好きなゲームが複数あるなら色んなゲームのRTAをするのもいいですがRTAのカテゴリが多いゲームは飽きずに長くプレイし続けられる点がありますね。
注目のRTAのイベント
・RTA in Japan
・レイドRTAマラソン
今注目のイベントはこの2つですね。
どちらも出場経験がありイベントの規模はどちらもデカいです。
RTA in Japan
開催頻度 | 年2回(夏・冬) |
予想同時視聴者数 | 5桁 |
イベント形式 | ・オフライン ・オンライン |
国内で最大のイベントで開催頻度は毎年夏と冬の年2回行われてます。
更にイベントには協賛企業が入っていることがあり過去にエナジードリンクで有名な「レッドブル」が協賛企業として算入されました。
走者はどのゲームでも熟練者が多くて魅了される事間違いなしです。
過去には会場を借りてオフラインでRTAをされていました。
レイドRTAマラソン
開催頻度 | 年2回(夏・冬) |
予想同時視聴者数 | 4桁 |
イベント形式 | Twitch配信 |
2020年から始まったレイドRTAマラソンはTwitchの機能「Raid(レイド)」を使ったRTAイベントです。
Raidとは?
Twitchの機能で自身のライブ配信を見てる視聴者を指定した配信中のユーザーへ送ります。
やり方はチャットで「/raid (チャンネル名)」と入力する事でカウントダウンが始まりRaidを開始できます。
TwitchRTAユーザーが少しでもアフィリエイター、パートナーに近づけるのが目的でRaidで視聴者を繋げていきます。
視聴者はおよそ4桁でレイドを受け取れば多くの視聴者からフォローを頂けるでしょう。
TwtichでRTA配信をやってるプレイヤーからしたらとてもお得なイベントです。
RTA用語集
用語 | 意味 |
RTA | Real Time Attackの略 |
Speedrun | RTAの海外発祥の呼び方でSpeedrunの和製英語がRTA |
Segment | 走行区間で1つのモードを最後までクリアするまでの区間はSingle-Segmentと呼ばれる |
IL | 区間のRTA |
IGT | In Game Timeの略で「ゲーム内時間」を差す |
Meme Category | ミームカテゴリーと呼び競技者の少ないマイナーカテゴリーの事を差す |
Any% | ゲームクリアの事 |
100% | クリアが存在するすべてのモードをプレイするカテゴリー |
sub ○○ | ○○切り |
レギュレーション | RTAの競技としての公平性を確保するための、タイマースタート・ストップのタイミングや、プレイ中の禁止事項などを定めたルール |
SRC | Speedrun.comの略称 |
最後に
RTAについて特徴や始め方についてお話ししました。
大きなイベントがありますので1人で遊ぶだけではなくRTAを通して多くの人と交流をする事も出来ます。
RTA走者は今後も増え続けるであろうし、ますます注目されるプレイスタイルです。