今回はソフトウェアの種類やバージョンについてお話ししたいと思います。
バグを利用したショートカットが発見されている中でショートカットに対応しているバージョンもあれば対応していないバージョンもあります。
体感速度の違いもありますので是非知っておきましょう。
ソフトウェアとバージョンとは?
ソフトウェアは簡単に言うとカセットの中にあるゲームの中身を差します。
マリオカート64が起動してオープニングが始まってメニュー画面にいって、カートが走ったり、アイテムを取ったりと言う動作ができるのはカセットの中のソフトウェアが動いているからです。
バージョンは日本語版に限り、v1.0とv1.1が実在します。
数字が多いv1.1がv1.0発売日から月日が経過して発売されます。
ソフトウェアは全部で4種類
日本語版やUS版とかありますけどここで新たにNTSCとPALと言う言葉が出てきましたね。
これらは何かと言うとテレビ放送規格の事を差します。
それでは簡単にNTSCとPALの違いについて表にまとめてみます。
NTSC | PAL | |
仕様 | 毎秒30フレーム | 毎秒25フレーム |
採用国 | ・日本 ・米国 ・カナダ ・中南米 など | ・欧州 ・アフリカ ・中国 ・オーストラリア ・ブラジル など |
恐らくこの辺を見てもゲームでどのような違いがあるのか分からないと思いますので次の目次で詳しくお話ししたいと思います。
ちなみにソフトウェアの種類によって一部コースのラグの大きさが異なります。
ラグとは
動作遅延の事でラグが多いと全体の動作が遅くなったりカクカクしたりします。
NTSC-J v1.0
特徴
・国内で最も出回っているソフトウェア
・このバージョンでしかできないショートカットがある
・ラグが2番目に少ない
・ソフトウェア背面右下に「JPN」と記されてる
日本で一番出回ってるのがNTSC-J v1.0です。
一番の特徴としてはキノピオハイウェイでNTSC-J v1.0しかできない最速ショートカットがあります。
その為、タイムアタックやSpeedrun/RTAのショートカットではNTSC-J v1.0を使う人が多く、海外でも取り寄せて利用している方が多いです。
NTSC-J v1.1
特徴
・ラグが最も少ない
・ソフトウェア背面右下に「JPN-1」と記されてる
v1.0が発売されて後継バージョンとして販売されたのがv1.1になります。
ラグが最も少ない為、Speedrun/RTAのショートカットなしのカテゴリーではNTSC-J v1.1が使用される事が多いです。
NTSC-U
特徴
・一部キャラクターのボイスが違う
・ナレーションがマリオボイスになってる
・テキストは全部英語
海外版のNTSCはルイージ、ピーチ、キノピオ、ワリオキャラのボイスが異なります。
今のルイージとワリオボイスがNTSC-Uに近いですね。
またナレーションもマリオのボイスになってます。
PAL
特徴
・一部キャラクターのボイスが違う
・ナレーションがマリオボイスになってる
・テキストは全部英語
・体感速度がNTSCより遅い
PALバージョンは体感速度が遅いNTSC-Uバージョンと考えればよいです。
どの位体感速度が違うかと言いますとNTSCのおよそ5/6です。
これはNTSCとPALの違いで説明した通りフレーム数の違いによるものです。
この体感速度の遅さによってインコースやコーナリングが行いやすくなり、タイムアタックの記録を管理している「mariokart64.com」ではPALとNTSCを記録を分けています。
PAL版を日本でプレイするには
・PAL版マリオカート64
・PAL対応電圧変換器
・PAL版ニンテンドウ64
・PAL対応テレビ
が必要です。電圧を変換する為、自己責任で行ってください。
結局どのバージョンがベスト?
ショートカットの最速タイムを出したい! | NTSC-J v1.0 |
Speedrun/RTAでショートカット無しの最速タイムを出したい! | NTSC-J v1.1 |
Speedrun/RTAに興味が無いならNTSC-J v1.0をだけ持っておくのが無難だと思います。
v1.1はラグが少ないとは言えv1.0とそんなに違うのかと言われると大差はさほどありません。
最後に
ソフトウェアのバージョンや種類についてお話ししました。
NTSCやPALの違いなど少しややこしい話もありましたが日本語バージョンを持っておけば無難です。
日本語版は二種類ありますがどちらもそんな高価じゃないので2つ持つのもいいかもしれませんね。